こんにちは。
寒い日が続いていましたが、やっと暖かくなってきましたね。
今週は、乃木神社・乃木會館内にある衣裳室から、青木が担当いたします。
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乃木會館では、2月23日にブライダルフェアーが開催されました。
3ヶ月に一度のペースで開催されており、
今回は4〜6月に乃木會館で挙式を挙げられる方が参加されました。
衣裳室ではご両親をはじめ、ご列席される方の衣裳レンタル受付と、
花嫁さんの和装ウォーキング講座をしました。
白無垢や色打掛は重さが3kg以上もあり、当日は自分で着物の裾を持ち上げて歩きます。
普段、着物を着ない方がほとんどなので、ぶっつけ本番では転んでしまわないかと不安なもの・・・
ウォーキング講座では実際に介添えが手を引き、歩く速度や美しく見える歩き方、
おじぎの仕方、座り方、細かい所作などを、直接介添えから教えてもらいます。
着物を着て歩く練習をする機会はなかなかないので、
「受けて良かった!」と言ってくださる方が多く、私たちも嬉しくなります。
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こちらの写真はブライダルフェアーの際に展示した着物です。
まずは、乃木神社オリジナルの白無垢(MG8560「瑞鶴」金銀)と、直垂(ひたたれ)です。
白無垢は、乃木神社の境内と、2羽の鶴が描かれたものです。
総相良(さがら)刺繍。ひとつひとつ手で柄を刺繍しています。
普通の刺繍と比べて、より立体的で豪華に見え、非常に重厚感があります。
左の直垂は、本来は武家の正装で、前身頃に衿が垂直に縫いつけられていることから
直垂と呼ばれています。袖が長く、たっぷりとしているのが特長です。
鳥帽子(えぼし)という帽子をかぶることもできます。
最近とてもある、男性用の和装で、他の方と差をつけたい方や、個性的にしたい方、
外国の花婿さんにも人気です。
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こちらは引き振袖と色打掛です。
左→引き振袖:MG3077 赤地百華慶寿
丸帯:231
右→色打掛:MG8546 レトロ花鳥風月
掛下:赤かのこ
引き振袖は鮮やかな赤地に、金駒刺繍で縁取られた様々な花が華やかな着物です。
全体的にかわいらしいので、黒の帯で引き締め、
小物は比翼に合わせてからし色で。
アクセントには花柄の衿、筥迫に金の飾り、花の帯留めを。
ちょっとした小物で「自分らしさ」が表現できます。
反対に、色打掛は落ち着いた紺地に、裾がグレーのぼかしになっている着物です。
掛下を、赤のかのこ柄にすることで、華やかな印象に仕上げました。
衿には刺繍の襟をつけ、顔周りがより明るく見えるコーディネートです。
是非、大人の花嫁様にご提案したいです。
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乃木會館は神社で神前式ということもあり、挙式から披露宴まで着物で通される方もいます。
着物選びにこだわりのある花嫁様が多くいらっしゃいます。
最近は着物に合わせる小物の種類も多くなり、
同じ着物でも、コーディネートで「その方らしさ」を出すことが出来るようになりました。
組み合わせによってコーディネートの数は無限大です。
これからも、「自分らしさ」を引き出すコーディネート提案をして参ります。