皆様こんにちは。
日頃よりマ・シェリブログをご覧頂きありがとうございます。
今回は、乃木會館衣裳室より十二単のご紹介をさせて頂きます。
お客様が十二単のご試着に来店されました。
十二単とは、平安時代の10世紀から始まる女性用の装束です。
ニュアンスの異なる色に染め上げた布を衣服に仕立て、
少しずつずらして着ることで生まれるグラデーション。
日本の伝統的な装束は、複数の衣を重ねることが基本で、
その色の組み合わせを「かさね(襲・重)」と言います。
豊かな「かさね色」で日本の四季や自然を表現し調和をはかるのは、
日本人ならではの美意識の結晶でもあります。
「即位礼正殿の儀」で皇后殿下がお召しになられていた袿(うちぎ)のかさねは、
梅の花を思わせる美しい紅色のグラデーションでした。
乃木會館衣装室では十二単も取り扱っておりますので、
ご試着の際は事前にご予約お待ち申し上げております。
皆様のご来店心よりお待ち申し上げております。