BLOGでタグ「横浜タカシマヤ 黒留袖 刺繍 限定」が付けられているもの

2018年10月19日 10:00

横浜タカシマヤ店より*ご列席衣裳のご案内*




いつもマ・シェリブログをご覧いただき誠にありがとうございます。

昼夜の寒暖差が激しくなってきましたが、いかがお過ごしでしょうか。



今回は横浜タカシマヤ限定の黒留袖をご紹介いたします。




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写真②Y909.jpg




お父様のモーニングと並んで、貝桶や菊の金刺繍が華やかです。


「貝桶」とは、夫婦円満を意味する和柄のモチーフであり、

六角形や八角形の入れ物で、豪華な装飾が施されております。

平安時代から伝わるハマグリを使った、高級貴族の貝合わせという遊びがあり、

その為の貝の入れ物で、貝と同じく2つを1つのセットとして使用します。

二枚貝であるハマグリの、同じ貝でないと決して組み合わない性質を利用した

神経衰弱のような遊びであり、貝の内側には豪華な装飾が施されていました。

この性質はやがて夫婦円満の意味を持ち、現在でも縁起が良く、おめでたい「吉祥文様」

として婚礼衣装などに使用されています。




写真③Y903.jpg




牡丹に鶴が舞う、淡いピンクや水色の刺繍が優しい印象です。


牡丹も「吉祥文様」の一つで、縁起が良い古典的な柄です。

牡丹は、古くから「百花の王」とも称される花で、日本では「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿はユリの花」と

昔から女性の美しさを表現してきました。牡丹は古くは唐草文様にも使われ、花びらが大きくて多いので、

高貴さや富貴さ、美しさを意味するものとして愛されてきた花です。






写真④Y908.jpg




色味を抑えた豪華な刺繍はとても上品な印象です。


松の葉は常に緑を保つことから「長寿」の象徴とされています。

また、雪や霜にあたっても葉の色が変わらないことから「春まで待つ」という意味もあり、

それが「長寿」「延命」につながるとも考えられています。

裾にかけて咲き誇る菊は、皇室の御紋にも使われているとても高貴な花で、

浄化、厄除けの作用があるとされ、邪気を払う縁起物として尊ばれてきました。

また菊の少し上に飛ぶ蝶は、青虫から蛹、成虫となり飛び立っていく姿から天に昇る生き物と考えられ、

縁起の良い柄とされています。




写真⑤Y907.jpg




重なる大きな笹が印象的な一着。大柄の刺繍はご身長がある方にお勧めです。


笹は、竹の文様と同じく縁起が良い「吉祥」を意味し、古くから用いられてきました。

冬にも瑞々しい緑の色を変えないことから不変・長寿の意をあらわす、縁起の良い文様です。




店頭には黒留袖が一覧で掲載されるパンフレットをご用意しておりますが

上記他、店頭でご覧頂いております黒留袖も幾つかございます。

お父様のモーニングと一緒にご試着も承っておりますので、

ぜひご予約の際にお問い合わせください。




スタッフ一同心よりお待ちしております。